アベノマスク単価情報公開訴訟で勝訴判決!

(1)2020年に、安倍総理のコロナ対策の場当たり的方針で、失敗の典型例であるアベノマスクの配布がなされましたが、それに関して上脇博之神戸学院大学教授が厚生労働省と文部科学省に情報公開請求したら、アベノマスクの単価と数量が黒塗りされた文書が開示されたので、同年9月28日、その取消と開示命令を求める訴訟(情報公開訴訟)を大阪地方裁判所に提訴しました。なお、その訴訟では、情報公開法に違反して開示決定が遅かったので、その点についての国家賠償訴訟も一緒に提起しました。

アベノマスクの真相解明を求める訴訟

(2)同年11月には、上脇教授が厚労省と文科省に情報公開請求をし大阪地裁に提訴した理由と目的について、ここで説明しました。

アベノマスクについて情報公開請求し提訴した理由・目的

また、開示された各文書についても、皆さんにご覧いただけるように、ここで紹介しました。

アベノマスク情報公開請求して開示された文書を公表します

(3)そして、先日(2023年2月28日)、大阪地裁で判決の言い渡しがなされました。

単価と数量を非開示にした処分の取消しと開示を命じる原告勝訴の判決でした(ただし、国家賠償請求は棄却)。

勝訴判決は、あまりにも当然の判決です。各マスコミが報道したので、皆様の多くもご存じではないでしょうか。

下記は判決が言い渡された直後のフリージャーナリスト赤澤竜也さんの詳細な記事です。

アベノマスク単価黒塗りは違法。情報開示裁判で原告が国に勝訴。官邸主導やずさんな調達の実態も浮き彫りに

国は控訴せず、アベノマスク政策の検証のために1日も早く開示をしてほしいものです。

(4)以下は、大阪地裁判決と原告・弁護団の声明です。それぞれご一読ください。

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