原告・弁護団(代表)弁護士阪口徳雄
原告は近畿財務局に5/10に森友学園の「小学校の設立趣意書」の情報公開請求を行った。近畿財務局は7月10日付で森友学園の経営上のノウハウが記載されているとして真っ黒な文書だけを開示してきた。
原告はやむを得ず、10月2日付で大阪地裁に真っ黒にマスキングされた文書の全文の情報公開請求の訴訟を提訴した。
https://kokuyuuti-sinsoukaimei.com/7616/
国は11月30日に第1回の口頭弁論があるので、裁判所から11月22日までに何故マスキングして非公開にした部分の理由を裁判所、原告に対して答弁書を提出せよと迫られていた。
ところが本日(11/20)突然、7月10日付の非開示決定を撤回し、全文を開示する旨の答弁を裁判所、原告に連絡してきた。
国の全面敗訴である。
非公開にする理由が全くないのに原告に「いやがらせ」で真っ黒にマスキングしただけであるから、まともに答弁できなかったのであろう。森友学園の管財人が了解したというが、7月10日段階で学校法人は小学校を開設することが無くなっていたのであるから、管財人の同意が無くても元々開示すべき文書であった。
真っ黒にマスキングした文書を今回撤回したからそれで終わりにしたいのであろうが、原告、弁護団としては、それを許さない。
訴訟をしなければ開示しない近畿財務局の態度は違法であり不当である。この提訴に必要な弁護士費用や印紙代などが出費しているので今後必要な訴訟を提起して近畿財務局のデタラメを明らかにする決意である