加計学園問題年表

  1. 第3次安倍内閣誕生までの経緯
  2. 第3次安倍内閣誕生後の経緯
  3. 獣医学部の特区に加計学園が決定された後の経緯

第3次安倍内閣誕生までの経緯

年月日 事柄
2007年
1月?日
加計学園、今治市
今治市は2007年(平成19年)1月から2014年まで構造改革特区に獣医学部の新設を15回にわたって求め、いずれも認められなかった。
2007年
7月29日
参議院議員通常選挙
2009年
8月30日
衆議院議員総選挙
2010年
7月11日
参議院議員通常選挙
2010年
8月5日
ほか
日本獣医師会が「獣医学教育課程が『特区』に名を借りた『地域おこし』や特定の一学校法人による『大学ビジネス拡大の手段』と化すようなことがあってはならない」と声明
2011年
11月19日
加計学園、今治市
加計学園創立50周年記念式典では「元首相」の肩書で安倍晋三衆議院議員があいさつ(学園紙「KETHY」12年1月20日号)。
2012年
9月21日
加計学園、今治市
加計学園が「博友会」の政治資金パーティー券を20万円分購入(内部のパーティー券売上リスト)。
2012年
12月16日
衆議院議員総選挙
2012年
12月26日
政府、文科省第2次安倍内閣誕生。第2次安倍内閣誕生。下村博文衆議院議員が文科大臣に就任。
2013年
3月?日
加計学園、今治市
2013年
7月21日
参議院議員通常選挙
2013年
9月27日
加計学園、今治市
加計学園が「博友会」の政治資金パーティー券を100万円分購入(内部のパーティー券売上リスト)。
2013年
11月15日
加計学園、今治市政府、文科省
岡山理科大学25号館8階の理大ホールで14時から加計学園杯日本語弁論国際大会第3回決勝大会を開始し、安倍晋三首相の昭恵夫人と下村博文大臣の今日子夫人が参加。
2013年
11月15日
加計学園、今治市政府、文科省
倉敷芸術科学大学の母体である学校法人加計学園は、フィリピン日本語文化学院と教育交流協定を締結。その調印式に、安倍晋三首相の昭恵夫人も参加。
2014年
5月24日
加計学園、今治市政府、文科省
加計学園が運営する千葉科学大学が開学10周年を迎えた際の記念式典に安倍晋三首相が来賓として出席。祝辞でこう述べている。
「どんな時も心の奥でつながっている友人、私と加計さんもまさに腹心の友だ」
2014年
9月3日
政府、文科省
第2次安倍改造内閣
2014年
10月10日
加計学園、今治市
山中一郎・加計学園が「博友会」の政治資金パーティー券を100万円分購入(内部のパーティー券売上リスト)。
2014年
10月17日
加計学園、今治市
下村博文文科大臣、加計孝太郎理事等、塩崎恭久衆議院議員・厚労大臣(愛媛県)、山本順三参議院議員(愛媛県)が東京・赤坂の料亭で会食。
2014年
12月14日
衆議院議員総選挙
2014年
12月24日
政府、文科省
第3次安倍内閣

第3次安倍内閣誕生後の経緯

年月日 事柄
2015年
4月2日
加計学園、今治市政府、文科省
愛媛県今治市の幹部職員が首相官邸と内閣府を訪れ、首相官邸で政府幹部らと会談した。訪問目的は「獣医師養成系大学の設置に関する協議」。これは今治市が公表した文書に明記。しかし、2017年6月8日の参院農林水産委員会で自由党の森裕子氏が資料に基づき事実関係をただしたが、萩生田光一官房副長官は「記録が保存されていないため確認できなかった」と答弁。藤原氏も「自分が会ったかどうかも含めて市との面談は確認できていない」と答弁。週刊朝日の報道では、「事情を知る今治市関係者は以下のように語った。「実は、このとき面会したのは経産省出身の柳瀬唯夫首相秘書官(当時)。柳瀬氏は今治市の担当者ら少なくとも3人と会い、『希望に沿えるような方向で進んでいます』という趣旨の話をしたと伝わっています」「面会の後、今治市では『ついにやった』とお祝いムードでした。普通、陳情など相手にしてもらえず、下の担当者レベルに会えればいいほう。国会議員が同行しても、課長にすら会えない。それが『官邸に来てくれ』と言われ、安倍首相の名代である秘書官に会えた。びっくりですよ。『絶対に誘致できる』『さすがは加計さんだ、総理にも話ができるんだ』と盛り上がったというのは有名な話です」
2015年
6月4日?
加計学園、今治市
今治市と県が「国際戦略特区」での「国際水準の獣医学教育特区」を提案(再申請)。この時点で(!?)2018年の開学を前提に。
2015年
6月30日?
政府、文科省
安倍内閣は「既存の獣医師養成ではない構想が具体化」するなど一定の要件の下で獣医学部新設特区を検討する方針を閣議決定。「日本再興戦略」改訂2015
2015年
6月?日
政府、文科省
日本再興戦略で獣医学部の新設が提案されてから、内閣府はその応募条件について「全国的見地」で行うと明記。
2015年
8月16日
加計学園、今治市政府、文科省
安倍首相と加計孝太郎理事長がゴルフ
2015年
9月19日
加計学園、今治市政府、文科省
安倍晋三首相の昭恵夫人は19日、神戸市東灘区の認可外保育施設「御影インターナショナルこども園」(加計学園運営の保育施設)を訪問し、集まった保護者ら約60人を前に、「日本の英語教育」などをテーマに講演を行った。昭恵夫人の名誉園長就任を受け、講演が実現した、
2015年
9月21日
加計学園、今治市政府、文科省
安倍首相と加計孝太郎理事長がゴルフ
2015年
10月7日
政府、文科省
第3次安倍第1次改造内閣
2015年
12月15日
政府、文科省国家戦略特区諮問会議で特区指定区域決定
2015年
12月24日
加計学園、今治市政府、文科省
安倍昭恵夫人が自身のフェイスブックに加計孝太郎理事長、高橋精一郎・三井住友銀行副頭取、安倍晋三首相、増岡聡一郎・鉄鋼ビルディング専務の写真を公開。
安倍昭恵さんは安倍晋三さんと一緒です。“クリスマスイブ。
男たちの悪巧み・・・(?)”
2016年
1月?日
加計学園、今治市
今治市が獣医学部の新設を正式に目指した。作成日は不明だが、今治市の提案は2枚だけ。
2016年
1月29日
加計学園、今治市
愛媛県今治市が国家戦略特区に正式指定
2016年
2月9日
加計学園、今治市政府、文科省
4人の今治市議が獣医学部新設について、内閣府の藤原豊・地方創生推進室次長(現審議官)らと国会で面談したところ、「(藤原氏より)新設大学への財政支援による今後の財政悪化や人口減少により学生が本当に集まるのか危惧されていた」。
2016年
3月8日
加計学園、今治市
今治市議会本会議では菅良二市長が「最速で平成30(18)年4月の開学となれば大変ありがたい」と表明。
2016年
3月?日
ほか
京都府は特区制度のもと獣医学部の設置に名乗りを上げた。京産大は開学時期を明示していなかった。
2016年
3月?日
加計学園、今治市
愛媛県内の高校1年生を対象に「大学獣医学部の誘致に関する意識調査」を実施
2016年
3月18日
加計学園、今治市政府、文科省
安倍首相と加計孝太郎理事長が会食
2016年
4月1日
加計学園、今治市
加計学園は新学部設置準備局を新設し、新学部等の設置準備に関する業務を開始。
2016年
4月?日
加計学園、今治市政府、文科省
木曽功内閣官房参与は加計学園理事兼千葉科学大学学長に就任。
2016年
4月11日
加計学園、今治市
今治市議会の非公式会合で、市の担当課長が「最速18年の4月開学というものを想定している。ただあくまでも内閣府主導という想定で(スケジュールを)作らせていただいている」と説明している。
2016年
4月21日
加計学園、今治市
今治市議会特別委の協議会で配布された資料のスケジュール表にも「最速でH30・4開学(予定)」と明記。
2016年
5月26日
加計学園、今治市政府、文科省
岡山理科大の教育学部開設祝賀会で、安倍首相はビデオレターを寄せた。
2016年
7月10日
参議院議員通常選挙
2016年
7月21日
加計学園、今治市政府、文科省
安倍首相と加計孝太郎理事長が山梨県富士河口湖町の焼き肉店で会食
2016年
7月22日
加計学園、今治市政府、文科省
安倍首相と加計孝太郎理事長がゴルフ
2016年
8月3日
政府、文科省
第3次安倍第2次改造内閣。本件特区を担当する地方創生大臣が石破茂氏から山本幸三氏へと交代。
2016年
8月3日
政府、文科省
内閣府職員が広島県と今治市の担当者にメールを送信。開学時期を明記し、「スケジュールの共有を図り、進捗を確認できる体制をつくる」と要請。
2016年
8月4日
加計学園、今治市
愛媛県今治市が、「獣医学部の新設 ※H30・4月開学の場合」「大学設置認可申請(H30・4月開学予定)と記したスケジュール表を作り、内閣府に送った。なお、広島県も「今治市と共同で作成し、内閣府に送った」
2016年
8月10日
加計学園、今治市政府、文科省
安倍首相の別荘がある山梨県の居酒屋で安倍首相と加計孝太郎理事長が秘書官を交えて会食
2016年
8月11日
加計学園、今治市政府、文科省
安倍首相と加計孝太郎理事長が山梨県山中湖村のゴルフ場でゴルフ
2016年
8月23日
加計学園、今治市政府、文科省
加計孝太郎理事長が山本農水大臣に面会し、獣医学部新設申請を言及した。
2016年
8月下旬
政府、文科省
木曽功内閣官房参与が文部科学省の前川喜平事務次官を訪問し、「国家戦略徳制度で、今治に獣医学部を新設する話、早く進めてほしい。文科省は諮問会議が決定したことに従えばいいから」と発言。
2016年
9月5日?
政府、文科省
文部科学省の前川喜平事務次官は和泉洋人総理補佐官から官邸に呼ばれ、官邸4階の補佐官執務室で、「国家戦略特区の獣医学部新設の手続きを早く進めるように」と指示を受けた。和泉総理補佐官は、「総理が自分の口からいえないから私が言うんだ」と前川事務次官に対し発言。
2016年
9月6日
加計学園、今治市政府、文科省
加計孝太郎理事長が松野文部科学大臣に面会した。
2016年
9月7日
加計学園、今治市政府、文科省
加計学園の加計孝太郎理事長は山本幸三地方創生担当相と面会し、獣医学部新設申請を言及した。山本大臣は、事前に加計氏と首相が友人だと秘書官から説明を受けていた。
2016年
9月16日
政府、文科省
文科省は国家戦略特区のワーキンググループでも獣医師の需給を理由に慎重姿勢を崩さなかった。
2016年
9月21日
加計学園、今治市
第1回今治市分科会開催。加戸守行・今治商工会議所特別顧問(前愛媛県知事)が獣医学部新設推進派として資料提出。
2016年
9月21日
政府、文科省
文科省は、特区の区域会議では「(新設の)要件が満たされることを確認することが重要だ」として、容認へと軟化。
2016年
9月26日
加計学園、今治市
今治市議会特別委員会の議事録によると、市の担当課長が国家戦略特区の分科会での議論を紹介しながら「内閣府としては何とか18年4月を目指して努力をするという姿勢を、(市は)分科会を通じて見させていただいている」と答弁している。
政府、文科省
「獣医学部新設に係る内閣府からの伝達事項」という文書には、内閣府の幹部は「平成30年4月にこの学部を開学するのを大前提に、逆算して最短のスケジュールを作成し、共有いただきたい。成田市ほど時間はかけられない。これは官邸の最高レベルが言っていること(むしろもっと厳しいことを言っている)」と文部科学省側に要請。
2016年
9月26日
政府、文科省
藤原審議官が浅野敦行専門教育課長との面会を至急希望し、その日(9月26日)の午後6時に永田町合同庁舎7階の特別会議室で打ち合わせが行われた。「取扱注意」とされた、その時の打ち合わせをまとめた「藤原内閣府審議官との打合せ概要(獣医学部新設)」という文書には、出席した内閣府の藤原豊審議官(地方創生推進室次長)、佐藤・参事官、浅野・文科省専門教育課長、同課長補佐の4人の名前が明記。「平成30(2018)年4月開学を大前提に、逆算して最短のスケジュールを作成し、共有いただきたい。……これは官邸の最高レベルが言っていること」などと言ったと書かれている。これに対し、文部科学省側が、今治市構想を実現するのは「簡単ではない」旨答えると、内閣府側は「『できない』という選択肢はない。やることを早くやらないと責任をとることになる」と述べたと記されている。
2016年
9月28日
政府、文科省文部科学省の前川喜平事務次官に専門教育課からレク資料が届いた。内閣歩担当者の言葉「官邸の最高レベルが言っている」が明記されていた。
2016年
10月2日
加計学園、今治市政府、文科省
加計孝太郎理事長と安倍首相が東京・宇田川町の焼き肉店で会食。昭恵夫人同席。
2016年
10月14日
ほか
獣医師会は「四国地域に設置しても獣医師不足の解決にはつながらない」とする資料を松野博一文部科学相に提出。全国的には獣医師が偏在し不足している地域があることは認めつつ、「総数は不足していない。教育修了者への処遇改善等が必要」との見解を文書で示した。
2016年
10月17日
政府、文科省
文部科学省の前川喜平事務次官は和泉洋人総理補佐官から呼ばれ、「獣医学部の件、どうなっているのか?」「早く結論を出せ」と言われた。
ほか
鳥インフルエンザの世界的研究機関を持つ京都産業大が政府のヒアリングに、京都府とともに21ページの資料を示して獣医学部設置構想を訴えた
2016年
10月17日
政府、文科省
「大臣ご確認事項に対する内閣府の回答」と書かれた文書(前川喜平文科省事務次官は同日に専門教育課の職員から受け取った。それより前に作成された可能性もある)。今治市に獣医学部を設置する時期について、「最短距離で規制改革を前提としたプロセスを踏んでいる状況で、これは総理のご意向だと聞いている」と書かれていた。「国家戦略特区諮問会議決定という形にすれば、総理が議長なので、総理からの指示に見えるのではないか。平成30年4月開学に向け、11月上中旬には本件を諮問会議にかける必要あり」との記載もあった。
2016年
10月21日
政府、文科省
萩生田光一官房副官房長官に対し、常盤豊高等教育局長が説明に出向いたときの萩生田副長官の発言をまとめた「10/21萩生田副長官ご発言概要」。これには、「官邸は絶対やると言っている。」「総理は『平成30年4月開学』とおしりを切っていた。工期は24ケ月でやる。今年11月には方針を決めたいとのことだった。」などと書かれていた。
2016年
10月25日
加計学園、今治市
今治市の資料に「スケジュール感」「2018年4月開学」とある。
2016年
10月28日
政府、文科省
内閣府は本件特区の原案を作成。
2016年
10月31日
加計学園、今治市
「18年度開学」が正式に公表される前なのに、加計学園は事業者によるボーリング調査の申し出をし、同日、調査が決定された。
2016年
11月1日
政府、文科省
内閣府から文科省の担当者に同日送信された電子メールに添付された文書によると、藤原氏ら内閣府側と文科省の担当者が諮問会議に提出する文面を内々に打ち合わせた際、内閣府の藤原豊審議官が「獣医師系養成大学等のない地域において獣医学部の新設を可能とする」という文科省の原案の冒頭に「広域的に」を付け加え、「おいて」を「限り」に変更するよう指示した。メールには「指示は藤原審議官曰(いわ)く、官邸の萩生田副長官からあったようです」と記されていた。
2016年
11月2日
政府、文科省
文科省は内閣府の原案に了承の方針を内閣府に伝えた。
政府、文科省
国家戦略特区諮問会議または記者会見向けの「想定問答」が作成された「国家戦略特区(獣医学部新設)に係る想定問答」。この中には「今治市」の地名が記載されており、「今治市において獣医学部を設置する特定事業者はどう選定されるのか」という質問に対し、「内閣府で今後公募を実施する」との回答が記載されている。なお、「想定問答」には京都府の地名がない。
2016年
11月9日
政府、文科省
首相が議長をつとめる政府の国家戦略特区諮問会議が、「広域的に獣医師系養成大学等の存在しない地域に限り獣医学部の新設を可能とする」との規制緩和を決定。なお、麻生太郎財務相は「上手(うま)くいかなかった時の結果責任を誰がとるのか」と異例の発言。
ほか
同じ関西圏の大学に獣医師養成コースがある京産大は設置断念に追い込まれた。
2016年
加計学園、今治市
菅今治市長は「安倍総理の強いリーダーシップをもってやるから安心してほしい」と周囲に語っていた。
2016年
11月10日
加計学園、今治市
今原市企画財政部が作成した議員協議会資料「国家戦略特区の制度を活用した取組の進捗状況について」には、国家戦略特区を説明するページに「『総理・内閣主導』の枠組み」と太文字で書かれていた。また、「今後のスケジュール」のページには「平成28年10月31日 事業者によるボーリング調査の申出を受理、承諾」や「平成30年4月開学」と具体的日程が明記されていた。
2016年
11月17日
政府、文科省
内閣府の山本幸三担当大臣は、日本獣医師会本部を訪問し、会長ら役員に次の通り述べた。〈獣医師が不足している地域に限って獣医学部を新設することになった〉〈四国は、感染症に係る水際対策ができていなかったので、新設することになった〉〈今治市が土地で36億円のほか積立金から50億円、愛媛県が25億円を負担し、残りは加計学園の負担となった〉
2016年
11月18日
政府、文科省
パブリックコメント開始。「18年度開学」とすることを明らかにした。
ほか
これにより京都府も京産大も初めて「18年4月の開学時期」について知った。
2016年
11月28日
ほか
日本獣医師会は「半世紀にもわたる獣医学教育の国際水準達成にむけた努力と教育改革に全く逆行するもの」(会長通知)と強く抗議
2016年12月14日 加計学園、今治市
加計学園が獣医学部のキャンパスに必要な高圧電力について今治市企画課・国家戦略特区推進室に要請した。今治市は即日決裁し、菅良二市長名で、四国電力今治営業所に仮申込み書を提出した。
2016年12月17日 政府、文科省
パブリックコメント終了。976件の意見が寄せられ、獣医学部設置に反対が75%。
2016年12月24日 加計学園、今治市政府、文科省
加計孝太郎理事長と安倍首相が東京・丸の内のラウンジで会食。昭恵夫人同席。
2016年12月27日 加計学園、今治市
用地購入費補正予算案が今治市議会で可決。
2017年
1月4日
政府、文科省
国家戦略特区として獣医学部新設の告示。実施主体の応募開始。応募の条件は、2018年(平成30年)4月に新設可能なこと、設置は1校に限って認めるというもの。11日まで公募。
2017年
1月10日
加計学園、今治市
加計学園が応募。
2017年
1月12日
加計学園、今治市
第2回今治市分科会が開催。内閣府・文科省などが実施主体を加計学園に決定。
2017年
1月18日
政府、文科省
前川喜平・前文部科学次官が天下り問題で引責辞任
2017年
1月20日
政府、文科省
国家戦略特区諮問会議で、加計学園が事業者となる獣医学部設置が決定。安倍総理は「1年前に国家戦略特区に規定した今治市で画期的な事業が実現します。獣医学部が、来年にも52年ぶりに新設され、新たな感染症対策や先端ライフサイエンス研究を行う獣医師を育成します」と発言。

獣医学部の特区に加計学園が決定された後の経緯

年月日 事柄
2017年
1月31日
加計学園、今治市
建築確認申請書提出
2017年
3月3日
加計学園、今治市
今治市議会で「財産の無償譲渡議案」と補助金額を最大96億円とする補正予算案が可決。
2017年
3月28日
加計学園、今治市
予定していた校舎竣工式は中止。地鎮祭のみ実施。今治市の関係者は出席を見送り。敷地面積16万8千平方メートル。学生の入学定員は160人、専任教員は70人。付属の家畜病院なども建設する。用地は市が市土地開発公社などから約36億7500万円で買い戻し、加計学園へ無償譲渡した。市は建設費のうち64億円を上限に補助する。
政府、文科省
安倍晋三首相が参院決算委員会で「私に相談があったことや圧力が働いたということは一切ない」と発言
2017年
3月末
政府、文科省
内閣府は国会審議のために加計学園問題の経緯をまとめた文書を作成。そこには、まだ正式に加計学園が選定される前の2016年12月8日の時点で、事実上、加計学園だけに獣医学部新設を認めることを『文科相・農水相とも調整』していたと記されていた。しかし、これは内閣府の捏造ではないか!?
2017年
3月31日
加計学園、今治市
加計学園が文部科学省に設置認可を申請。
2017年
5月
政府、文科省
衆院地方創生特別委員会で、内閣府地方創生推進事務局の佐々木基事務局長は「今治市あるいは加計学園の方で、最も早い時期が18年4月だということで恐らく判断され、それをパブコメの資料として使わせていただいた」と答弁。今治市側の意向を確認していたことを認めていた。
2017年
5月17日
政府、文科省
内閣府が文科省に早期の新設を働きかけたとされる文書の存在したことが発覚
2017年
5月25日
政府、文科省
前川喜平前事務次官が記者会見
2017年
6月8日
政府、文科省
参院内閣委員会で、内閣府の藤原豊審議官はパブコメ公表前の段階では「市が具体的に18年4月の開校を目指していたことは承知していない」との見解を示した。
2017年
8月?日
政府、文科省
文科省による設置認可予定
2018年
4月?日
加計学園、今治市
加計学園が運営する岡山理科大が獣医学部を新設予定
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